三野宮メモリアルフィルムライブラリー

三野宮メモリアルフィルムライブラリー

平成26年6月17日に逝去した宮城県理事 三野宮斗史氏は,病と闘いながら図書館の貴重な資料を次世代に引き継ぎ,活用していくことが図書館の役割との強い想いから,氏自ら閉架書架に眠っていた貴重な情報資料である約2,200本の16ミリ映画フィルム等を掘り起こし,限りある命の時間の中で,フィルムの化学的劣化の状態を含めた点検・調査を実施するとともに,保存・管理のためのDVD「16ミリ映画フィルムの取扱と管理」を作成しました。

また,利用者のニーズに応え,利活用に供することを念頭に,書誌データの作成と検索システム入力に必要な分類と,製作年や上映時間,映写の可否,フィルムの劣化の状況など,詳細なフィルム情報を盛り込んだ所蔵目録を作成しました。

こうした氏の図書館への強い想いや自ら取り組む姿勢を見せることによって,図書館資料の歴史的な意味や重要性を示すなど,図書館運営に尽力し,また,多くの功績を残したことを末永く次世代に伝えるため,「三野宮メモリアルフィルムライブラリー」として保存・管理していくこととしました。 

宮城県図書館

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