平成21年度 第2回 宮城県図書館協議会 会議録

 

1 日時及び場所

平成22年2月25日(木曜日) 午後1時30分から午後3時30分まで
宮城県図書館 2階研修室

2 出席者

大島 真理 委員
小島 四郎 委員
齋藤 弘子 委員
澤井  清 委員
千葉 啓子 委員
寺島 英弥 委員
野家 啓一 委員
欠席者 遠藤 幸生 委員(委任状)
欠席者 千葉 由香 委員 ※当日欠席連絡あり
欠席者 平間 啓子 委員(委任状)

3 事務局出席者の職氏名

館長 佐藤 明男
副館長 櫻井 守
企画管理部長 中田 博
資料奉仕部長 高橋 昭夫
企画管理部副参事兼次長 丹野 君信(総括担当兼総務班長)
資料奉仕部次長(総括担当) 大和田 順子
企画協力班次長(班長)荻原 宗夫
調査班主幹(班長)内馬場 みち子
利用サービス班主幹(班長)赤間 弘英
総務班主幹(副班長)高橋 深雪
企画協力班主査  増子 敦子

4 開会・定足数報告

司会者 丹野企画管理部次長(以下,丹野次長)が開会を宣言した後,定足数報告について本日10人中7人の出席により定足数を満たしており会議は成立した旨を報告。

5 会長挨拶

○司会者(丹野次長)
開会にあたり、澤井会長よりご挨拶をお願いいたします。
○ 澤井会長
先日東京都立中央図書館を見学する機会がありました。今公共図書館が大変力を入れている1,ビジネスに関する情報関係2,法律・判例を中心とした法令関係3,健康・医療関係の各コーナーをPRしていたので見学してみました。     
それぞれ規模も大きく,1階のフロアいっぱいに3つのコーナーが設置されており,「法律情報コーナー」には法令関係情報,「ビジネス情報コーナー」には新聞・雑誌や業界情報等が配置されていました。特に興味を持ったのは健康医療コーナーで,英語の医学辞典も多く,特に医療関係の資料が充実していました。     
最近公共図書館で関心を示している「闘病記ライブラリー」というものがありますが,そこには1,500冊ほど所蔵しており,ガンやその他の疾患に関する「闘病記文庫」がありました。そこでたまたま北澤京子さんという日経BP社の女性編集者の方が編集した「患者のための医療情報収集ガイド」を見つけたので調べたところ,公立図書館初の「闘病記専門のコーナー」開設の経緯が紹介されていました。個人の方がご自分の奥様が乳ガンになったことをきっかけにガンのことを調べているうち,自費で収集したガン関係の本が1,000冊,その他1,500冊を含めて合計2,500冊ほどになったそうです。そのうちの1,000冊を中央図書館に寄贈したのが始まりだということがわかりました。日本最大の公共図書館の闘病記ライブラリーだと思います。     
その他ビジネスや法令に関する有料のデータベースがかなり充実しておりますが,図書館が契約をして利用者に無料で情報提供しています。ただし,コピーの用紙代は利用者が負担することになっているようです。利用状況は閲覧席も広く,CD−ROMも含めたオンライン情報検索機が30台ほどありましたが,いずれも座席はほぼ満席状態で使用されていました。     
中央図書館は5階建てで,フロア毎に専門分野で分かれており,資料に対するアクセスがわかりやすくなっていました。こちらの図書館は以前もお話ししたと思いますが,構造上の問題もあると思いますけれども,さらに工夫をしていただければと思います。     
本日の平成21年度第2回会議では,皆さんの活発なご意見をお願いしたいと思います。

6 館長挨拶

○司会者(丹野次長)      
次に当館の佐藤館長よりご挨拶申し上げます。     
○ 佐藤館長     
委員の皆さまには,ご多用のところお集まりいただきまして誠にありがとうございます。     
早いもので皆さまの任期は今月までとなっておりますが,この間多くの貴重なご意見やアドバイスをいただき,心から感謝とお礼を申し上げる次第です。     
私は,昨年の4月の就任以来,従来からやっていることであっても見直すべきことはないか,通り一遍でマンネリ化していないかなど,利用者へのサービス向上が目に見える形で実現するよう職員に強く求めてきたところです。     
その結果,接遇研修の強化,パソコンや携帯端末による貸出し予約の申込み,蔵書点検のための休館日の短縮などの案件は確実に実施して参りました。     
しかしながら,22年度に引き継ぐ事項も一部ございますので,これを確実なものにするため,一層の努力を重ねて参る考えです。     
なお,今年度の新しい動きといたしまして,知事から「県図書館など教育委員会所管の各施設を民間団体に委託管理すること,つまり指定管理制度に移行できないか」と指示された事項がございます。     
これにつきましては,各施設と県教委が22年度・23年度と2年間にわたって検討を行うことになりました。     
サービスの低下を招かないよう慎重に検討を行って参りたいと考えております。     
本日の会議の議題は,「21年度の事業実施状況」と「自己評価の実施」についてでございます。     
よろしくご審議のほど,お願いいたします。本日は誠にありがとうございました。

7 配付資料の確認(丹野次長)

1 平成21年度第2回宮城県図書館協議会会議資料     
2 宮城県図書館だより「ことばのうみ」(No.31,32)     
3 特別展「THE MANGA 〜みやぎが生んだヒーローたち〜」リーフレット

8 日程説明(丹野次長)

本日の会議は午後3時30分終了予定です。

9 議長選出

澤井会長を選出。

10 傍聴について

傍聴希望者が1名いるので,傍聴を承認してよろしいですか。     
(承認された後,傍聴希望者を案内・入場・着席してもらう。)

11 会議録署名委員の指名

議長が寺島委員を指名。

12 議事

○ 議長
まず,報告事項として「平成21年度の事業実施状況」について事務局より説明願います。
○ 事務局(中田企画管理部長 以下,中田部長)
(配付資料に基づき中間報告として説明。)
○ 議長
只今の説明について,ご質問・ご意見等がございましたらお伺いします。
○ 齋藤委員   
今年は「国民読書年」についてAC広告機構で宣伝しているのを見かけます。文字や活字離れから読書を見直そうという目的で,国会で決議されて,地方で推進されると聞きましたが,県図書館では何か行事の予定はありますか。
○ 櫻井副館長
「国民読書年」については,教育委員会の中でも検討しているところではありますが,図書館といたしましては,「子どもの本移動展示会」や「おはなし会」等を継続実施し,さらにできれば「読書週間」にあわせた企画展等のイベントについて検討しているところです。
○  野家委員
今年度の資料費についてですが,現在74.6%の執行率と記載されていますが,今後の執行予定はどうなっていますか。
○ 事務局(橋資料奉仕部長 以下、橋部長)
この資料は1月末のデータであり,現在は80%を超えております。順次執行されておりますので,年度内には執行終了できる予定です。
○ 千葉委員
いろいろ切り詰めることが多い中で,サービスの質の低下を落とさないように努力されていると思いますが,市町村の図書館や公民館の図書室に協力貸出をされている冊数を見て感じたのは,「いつでもどこでもサービスを受けられる体制の充実」の項目で,「図書館」が設置されていない,まだネットワークシステムにも未加入の町村は,町村が声を揚げないと無理なのでしょうか。公民館図書室もかなりの冊数が貸し出されているようなので,それぞれの町村にも諸事情はあると思いますが,県図書館でも何か働きかけできる仕組みはないものでしょうか。
また,協力貸出で貸し出されているものはどのような分類のものが多いのでしょうか。
○ 佐藤館長
先日,公共図書館の館長研修でもお話ししましたが,2000年の地方自治法の改正により国,県及び市町村が従来の縦の組織からみな対等の扱いになりました。「対等」を実のあるものにするために,市町村は合併を進めましたが,合併をしなかったのがこの5町村であり,整備が遅れているのはそれも原因かと思います。町村も自力で整備しならなくてはいけないのはわかっているとは思いますが,県も対等になった立場から以前のように補助金による建物の建設や人材の派遣もできなくなったので,市町村自体が自立しなければならない時期に来ていると考えます。それが基礎的自治体の最低の役割なのですね。それでもいいからとそこの住民の方々は合併せずに頑張っておられるようなので,県が勧めてきた合併整備と矛盾しているわけです。
ですから,県図書館として働きかけはしますが,根本的なところで考えないとなかなか難しいものがあります。ただ,今図書館や公民館という施設がなければ貸出しが受けられないのではなく,一般的には誰でも県図書館に申し込んで貸出しを受けられるようになれば,その地域のサービスは行き渡るはずです。
ただし,一般家庭に行き渡るのは良いことですが,経費を県が負担して県民がみんな県図書館に直接申し込めるようになれば,従来のように市町村の図書館に申し込む必要がなくなるが,その経費を県が全額負担することはなかなか難しいので,個人個人が負担してもらえないものか,それが実現の策として考えられるのではないかと思います。ただし,この課題はさらに検討が必要だと思います。
○ 議長   
よろしいですか。それでは協力貸出の分類の種類についてご説明願いますか。
○ 事務局(中田部長)  
貸出しの分類の内訳については,手元に細かいデータ資料がないので詳細は説明できませんが,中には専門的な種類のご要望もあるものの, 割合でいえば概ね「一般図書」が多いようです。
○ 議長   
よろしいですか。他にございますか。
○ 小島委員  
協力貸出しの輸送方法について,仙台市と宮城県では方法が異なるとは思いますが,仙台市は毎日メール便により配送していますが,他の市町村へは郵送で配送しているのですか。
○ 事務局(荻原企画協力班次長 以下,荻原次長)   
仙台市は仙台市独自のメール便で,他の市町村については契約している民間の宅配便を通じて配送しています。
○ 小島委員  
「協力貸出冊数」については,例えば仙台市に他の市町村からリクエストがあった場合は,一度県を経由してから市町村へ配送していると思いますが,市町村同士の相互貸借の冊数もこのデータに入っていますか。
○ 事務局(荻原次長)  
入っておりません。
○ 議長
ほかにございますか。
○ 大島委員  
「その他」に載っている「県図書館の職員研修」について,具体的にどのようなものを行っていますか。
○ 事務局(中田部長)  
サービス向上の一環として「職場研修資料の活用」という項目がありますが,詳しい資料をお見せできないのが残念ですけれども,「公務における接遇の重要性」,「県民サービス向上運動の職場目標について」等の,テーマに沿って記載されている資料に各職場の努力目標的なマナーについての内容がございます。それらをもう一度職場間で中身を確認して,図書館の場合,例えば「話し方の注意点についてこういうことをきちんと守りましょう」や「苦情処理の注意点についてはこういったことに努めましょう」,それから「電話の受け答え」や「窓口の接客マナー」についてはこういったことをやりましょう」等の項目をまとめた資料がございます。それらを各々が再確認して,実際の職場内で生かされてるかどうかの確認も含めて研修を行っております。
○ 議長   
よろしいですか。その他ございますか。
○ 野家委員
特別展や常設展については色々工夫してやっておられるようですが,展示会毎の入場者数を教えてください。
○ 事務局(荻原次長)     
「地図〜世界を規定する試み」については,およそ2,500名弱です。「きらめく叡智と美のしずく〜宮城の貴重書レプリカ展〜」については6,800名,それから現在展示中の「THE MANGA 〜みやぎが生んだヒーローたち〜」については5,400名でございます。
○ 齋藤委員   
文部科学省から「22世紀を牽引する叡智の杜事業」のプロジェクトを認められて,5か年計画として進めていると思います。特別展の「きらめく叡智と美のしずく〜宮城の貴重書レプリカ展〜」もこの計画の一環かと思うのですが,まだ5か年計画として完了していないと思いますので,今年度の進捗状況を出来れば佐藤館長に伺いたいと思います。
○ 佐藤館長
5か年計画というのは,振興基本計画のことと理解しますが,事業は計画に沿って進行しております。
○ 齋藤委員
今まで,図書館に所蔵しているレプリカ等の資料を県内の市町村の公共施設や学校等に貸出していたと思うのですが,この資料にその説明がなかったものですから,進展しているのか中断しているのか,その辺のことをお聞きかせ願います。
○ 櫻井副館長
「叡智の杜事業」のプロジェクトについては平成15年度から進めてまいりましたが,「次世代育成プロジェクト」の推進に引き継がれております。予算がかなり絞られておりますが,その中でお話のあった貴重資料のレプリカ等を県内の学校施設や地域等に貸し出すこと,あるいは先ほどご説明した貴重資料の専門調査の実施や,かなり傷みが進んでいる貴重資料の保存修復も含めて現在進めているところです。
○ 議長
よろしいですか。他にございますか。
○ 寺島委員
「Web予約の受付開始の説明」にある「貸出中の資料に対して」とはどういう意味ですか。
○ 事務局(赤間利用サービス班長)
基本的には「現在貸出中」のもの,すなわち「貸出中で現在は書架に置いていない資料」ということです。
○ 寺島委員
すべての資料に対してではないのですね。
○ 事務局(中田部長)
はい。そうです。補足して説明しますと,当館の予約サービスの優先順位については,実際来館して予約された方を優先する形で考えておりまして,「貸出し中の資料」について予約できることとしており,将来はその範囲を広げることも検討しておりますが,当面はこの方法で開始したいと考えております。
○ 寺島委員  
わかりました。それから「次世代を育成する図書館」についてですが,これがなぜ次世代育成なのかコンセプトがあれば教えてください。
○ 事務局(中田部長)
基本的には次世代育成というのは,今当館で所蔵している知的財産の活用というものを人的な財産も含めて,図書資料以外にもそれらを大いに使いつつ,次世代の子供たちに伝えていこうという風に広く捉えています。
次世代育成というと大きな表題ではありますが,その中で図書館が出来る,または持っている知的財産そして人材を活用することで次世代育成に役立つことを目的としてテーマを掲げさせていただきました。
○ 佐藤館長
5か年計画を立てる時にもテーマを組むのにだいぶ苦労したようですが,その中で大きな目標として「次世代育成」を掲げたわけです。私の担当した「館長講座」または「みやぎ県民大学」の受講者の方々は実際みな自分と同年代かまたは上の方たちでしたが,受講した方が子供たちに伝えてもらえれば,それは別の意味で次世代に伝える意味があるのだという風に私は捉えておりました。
○ 寺島委員
それは図書館でいう「スタンスを変えた」ということですね。
○ 佐藤館長
はい。そういうことです。
○ 澤井会長
そのほかはありませんか。それでは私から蔵書点検の件でお伺いします。県図書館の規模からすると調査点検にはある程度の日数がかかるのは仕方ないと思いますが,例えば,開架書庫分の30万冊を最初に点検を終わらせて,閉架書庫の部分は100万冊以上あるので,それは貸出し禁止にするとして,開架の分だけ一部開館して,閉架分は平行しながら作業することは出来ないものでしょうか。そうすれば閉館期間は1週間ぐらいで終わるのではないでしょうか。
○ 事務局(橋部長)   
先ほど館長の挨拶にもありましたとおり,今年度は閉館日を昨年度より1日短縮をいたしました。実施の結果ですが,「不明図書」については今年度分が682冊,昨年と1昨年度分を合わせますと1,979冊になります。点検した蔵書数が82.7万冊ですから「不明図書」の割合は約0.2%にあたるわけです。
来年度については,「あるべき資料がない」という「負のサービス」との兼ね合いもございますが,閉館日を短縮することによる県民へのサービスを最優先に考えながら,「不明図書」の割合の多い「開架書庫分」を中心に点検する方向で検討しているところです。そうしますと概算で実作業日がおよそ6日間,休館日を入れても連続7日間の閉館でなんとか出来るのではないかと考えております。とかく利用の多い開架書庫につきましては,今後も継続して点検をしていかないと「あるものがない」という「負のサービス」状況になってしまいます。来年度は「開架書庫」を中心として実施していきたいと考えております。
○ 佐藤館長
補足説明をさせていただきますと,昨年の4月に赴任したときは今年度の点検につきましては
すでに計画が決められていたので,途中で指示してもなかなか修正は難しい状況でした。それでも何とか作業を早めて一日でも短縮できないか,そして抜本的に来年度以降の計画については3月中に決定するよう指示しております。
先ほど会長がお話しされたように,館内の資料をすべて1冊1冊点検していくと今のように12日程度かかるわけです。問題は「黙って持って行かれてしまった」,または「無くなった」資料を探すことなのです。本来,「あるはずなのに無くなってしまった」ことに気がつかないで,貸出時になって気づいたのでは困るので,それを見出すことが蔵書点検なのです。  
しかし,全然やらない訳にはいかないので,やはり区分けをして3年周期ぐらいでローテーションを組めば,閉館期間については非常に短縮できると思います。ぜひ,来年度は1週間程度で実施したいと思います。
○ 議長
それでは,続いて協議事項に移ります。はじめに「宮城県図書館の自己評価の実施」について事務局よりご説明願います。
○ 事務局(中田部長)
(配付資料に基づき説明。)
○ 議長
只今の説明についてのご質問・ご意見等がございましたらお伺いします。
○ 千葉委員
「自己評価」についての「成果報告」というのは,それぞれの事業毎に行われると思いますが,どの辺が達成されたと判断するのか。また目標値の基準はどのように設定するのでしょうか。
○ 櫻井副館長
基本計画と行動計画を2か年で作成いたしましたが,その中で計画を立てる際に「評価指標として数値目標なりがあるべきではないか」という話もいただいた訳ですが,この紫山の地にあるこの図書館の状況から,利用状況については来館者数そして貸出者数いずれも残念ながら減少傾向にあります。今年もその傾向は続いているのですが,その理由を考えると図書の年間の整備部数の減少,或いは比較的郊外にあります本館の建物の新鮮さも薄らぎつつあるのではないかという中で,これから来館者数を増やす等の数値目標を掲げるのは,いささか無理があるのではないかと考えられるものですから,委員の皆様にお諮りして定量的なものより定性的な目標を提示して,今後はより質的な評価をしていただくこととしたところです。
○ 寺島委員  
評価の対象になる事業というものは,どういうものですか。
○ 事務局(中田部長)
昨年度にアクションプランを策定し,皆様にご意見をいただいた訳ですが,この中に載せてあります3つの柱「生涯学習に役立つ図書館」「情報の拠点としての図書館」「次世代を育成する図書館」ですが,この3つの大きな柱にそれぞれ小さな事業が枝分かれしておりますので,それを評価の対象として,あくまでアクションプランを中心にそれぞれの取り組み目標について評価していただくように考えております。
○ 議長   
事業数はいくつになりますか?
○ 櫻井副館長  
全部で17ございますので,実際は17のシートについて年度評価していただくことになります。
○ 寺島委員   
例えば17シートができた場合,その中にさらに改善することや課題があった場合はどう評価するのですか。
○ 櫻井副館長  
その点につきましては,先ほど説明いたしました評価シートの「課題等」欄に記入していただくことになります。それぞれの事業毎にいかに改善に向けてどういう方針や方法で取り組むかを事前に私どもで記載させていただきます。事業の内容によりけりだとは思いますが,できるだけその辺も含めて,ぜひ忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
○ 佐藤館長   
今後「指定管理制度」も絡んできますので,なかなか難しいこともあるかもしれません。
○ 小島委員    
私ども委員が行う評価シートの「評価・要因」の欄はあらかじめ図書館の方で自己評価するのですね。
○ 櫻井副館長  
基本的には,「自己評価」は私ども図書館の方でさせていただきます。「自己評価」させていただいたものについて協議会の中でご説明させていただきます。その内容に対し,例えば「評価が甘いのではないか」とか「もう少し改善や検討が必要ではないか」等のご意見を頂戴して,必要なところは修正して,それを「評価」という形にさせていただきたいと思います。
○ 議長   
新しい図書館法や社会教育法に沿って行うということですね。そのほかはありますか。
○ 齋藤委員    
自己評価についてお尋ねしますが,これは「自己」というからには評価した人の個人の名前も記入することはあるのでしょうか。
○ 佐藤館長   
この評価は組織として行うものなので,個人の名前は公に出ることはありません。図書館内では職員が個人で年度毎に目標を立てて自己評価をすることはありますが,それも組織内で行うものですから外に出ることはありません。
○ 議長
ほかにご意見がなければ,協議事項については,終了します。「その他」で何かございますか。  
○ 事務局(丹野次長)
特にございません。
○ 議長
それでは,本日いただいた貴重な意見等を踏まえて,今後の図書館運営に努めていただきたいと思います。 以上をもって本日の議事を終了したします。円滑な議事進行にご協力いただき,ありがとうございました。

13 閉会

丹野次長が閉会を宣言し,一切を終了した。会議冒頭で案内した展示室での特別展の件を再度案内した。

宮城県図書館

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