平成19年度 第3回 宮城県図書館協議会 会議録

 

1 日時及び場所

平成20年2月28日(木曜日) 午前10時00分から午後12時00分まで
宮城県図書館 2階研修室

2 出席者

秋月 治 委員,石田 義光 委員,齋藤 弘子 委員,佐藤 敏国 委員,関口 怜子 委員,二瓶 瑠璃子委員,野家 啓一 委員,渡辺 好子 委員。

3 事務局出席者の職氏名

館長  伊達 宗弘,副館長 沼田 雅美,企画管理部長 大森 紀和,資料奉仕部長 大林 茂,企画管理部次長 長尾 徳治,資料奉仕部次長 菅原 泰博,企画協力班長 内馬場 みち子,調査班長 大和田 順子,利用サービス班長 渡邊 明彦,主幹 阿部 毅, 主幹 菊地 喜和子,主査 野澤 郁晃

4 開会

 司会者長尾企画管理部次長が本日の協議会は定足数を満たしたので、有効に成立した旨を告げ開会を宣言した。

5 挨拶

○石田委員
時々ちらちら降る雪も春の淡雪で、もうすぐ3月、春が待ち遠しいというところです。今年度最後の協議会になりました。昨年の、県内の公共図書館協議会連合会においては、図書館ネットワークの推進には公民館との連携が欠かせないとのことで、図書館の皆さんのがんばっている様子がうかがえました。今日はどうぞ活発なご意見をお願い致します。
○伊達館長
今日は午後にボランティアの行事がありまして、午前中の開催になりました。皆様には2年間宮城県図書館協議会にご協力頂きましてありがとうございます。ご承知のとおり、宮城県は非常に厳しい財政状況にあります。図書館と致しましても、それに誠実に答えつつも決してサービスをおろそかにすることのないように努めております。今日は「図書館振興基本計画(案)」と「文部科学省モデル事業の報告」をさせていただきます。限られた時間ですが、どうぞ忌憚のないご意見を賜りますようにお願いいたします。  
 

6 議長選出

石田会長を選出

7 傍聴について

傍聴希望者1名が、傍聴要領に基づき傍聴を承認された。

8 会議録署名委員の指名

○議長(石田委員)
 齋藤委員を指名します。

9 報告

○ 議長(石田委員)
協議事項として「宮城県図書館振興基本計画」策定(案)について、事務局の方からお願いします。
○ 事務局(野澤主査)
資料「宮城県図書館振興基本計画」策定(案)に基づき説明。さらに事前に意見を頂いた時に質問のあった内容について説明。
○ 議長(石田委員)
事前に提案、ご意見等頂きましてありがとうございました。ただいまの件についてのご質問、またはご意見をお寄せいただいた方の補足等ありましたらお願いいたします。
○ 関口委員
基本計画は立派にできており良いと思います。ここ2〜3年の図書館の様子を見ておりますと、館長はじめ職員の皆さんの動きは、図書館の外に出て行って動いており非常に良いと思います。しかし、計画を進めるのは誰かということを考えた場合、図書館の職員だけでは大変なので、新しいボランティアとの連携を構築しなければならないと思います。このような公の図書館は知識を得るだけでなく、その空間を楽しみに来る人や、リフレッシュに来る人もあり、大きな意味での生涯学習の施設となっています。これまでと違ったどのようなボランティアが良いのか考え直す時に、コーディネーターが必要な時代になっているのではないでしょうか。例えば子ども病院では、庭の草木を手入れする人や、窓口にいて総婦長さんの代わりに初めて来る方が利用しやすいように手助けするボランティア等、その他にも様々あります。どんなボランティアがいると、職員は行動計画をスムーズに実施していけるのか、今回の行動計画作成が考え直す良い機会になると思います。
それから、宮城県図書館には宝がいっぱいある事が解りましたので、もっと県民にわかりやすく宝を見せるように工夫してはどうでしょうか。ホームページも、まず最初に、叡智の杜等の宝を前面に出して見やすくし、興味を持って入っていけるようにする等考えた方が良いと思います。
○ 渡辺委員
ボランティアの運営面で誰がどのように指導したら良いか悩むと聞いたのですが、指導は外部の先生がしているのですか、グループの方ですか。
○ 事務局(野澤主査)
ボランティアに応募する方々の中には、最初から専門知識をお持ちである程度出来る方もいますが、そうでない方もいます。指導は分野により異なり外部の方が講師になることもあれば職員が行っているところもあります。展示ボランティアは最初職員が指導しています。ボランティアの指導は私たちにとっても難しい課題ですが、中心となる方がでてきてうまく指導していただけるようになると良いと思います。
○ 佐藤委員
行動計画は20年度スタートですか。
○ 事務局(野澤主査)
図書館にはこれまで長期計画が無かったので、今年しっかりした方向性を示し、これを基本にして20年度から行動計画を作ります。
○ 佐藤委員
19年度基本計画、20年度行動計画作成、21年度実施ということですか。
○ 事務局(野澤主査)
基本計画は、20年度から5年間、行動計画は20年度作成し、21年度から4年間の計画です。
○ 議長(石田委員)
次に、報告事項の文部科学省モデル事業について事務局の説明をお願いします。
○ 事務局(内馬場企画協力班長)
資料に基づき説明
○ 議長(石田委員)
これは単年度事業ですか。
○ 伊達館長
そうです。単年度事業です。
○ 関口委員
叡智の杜の活動は県の中でも非常に良くがんばって良く動いた事業だと思います。願わくはモデル事業だけでなく、図書館としても是非実施していければよいのではないでしょうか。
○ 伊達館長
モデル事業だけでなく、他の地域でも展開しております。
○ 議長(石田委員)
他の都道府県でもいろいろしているとは思いますが、宮城県はこれほどきちんとした形でやっているので文部科学省でも認めてくれたのではないでしょうか。郷土資料や紙芝居資料等豊かな資料に恵まれているからできていることと思いますが、これからも継続してやっていただきたいと思います。
次に、「音と映像のフロア」視聴ブースの廃止について事務局の説明をお願いします。
○ 事務局(大林資料奉仕部長)
「音と映像のフロア」の今後のあり方については、昨年の10月にお話したところですが、全廃に至りました詳細につきましては担当の阿部主幹から説明致します。
○ 事務局(阿部主幹)
資料に基づき説明。
○ 議長(石田委員)
ただいまのご説明についてご質問はありませんか。
○ 二瓶委員
やむを得ないと思いましたが、3月からのDVDの貸出は、相互貸借で市町村図書館にも貸し出して頂きたいと思います。また、教育的文化的価値のあるものを中心に貸出すという説明でしたが、娯楽的なものもできるだけ貸していただきたい。市町村図書館も予算的に新規購入が難しい状況なので、あるものは是非貸し出していただきたいと思います。
○ 事務局(阿部主幹)
DVDもこれまで通り相互貸借の対象となります。今後、学校や市町村図書館への貸出に向けて、著作権をクリアしているもののリストを提供するなど、利用していただきやすい工夫をしながら、できるだけ貸出しを増やしていきたいと思っています。
○ 齋藤委員
入口入ってすぐの視聴ブースの閉鎖は図書館の第1印象にも繋がります。閉鎖ブースを見ると気持ちが沈んでしまいますが、そのスペースをこれからどのように利用していかれるのか、予定が決まっていたら教えていただきたいと思います。
○ 事務局(阿部主幹)
わたしも視聴覚担当として心が痛みます。20年度予算でブースは撤去する予定です。その後は館内全体の広報の役割とか、一般資料の展示等考えられますが、予算を見ながら検討して参りたいと思います。
○ 二瓶委員
館長さんの出前講座とか叡智の杜の良い講座は遠くにいるとなかなか聞くことができないものですから、是非ビデオやDVDに残して貸し出して頂きたいと思います。
○ 議長(石田委員)
その他にありませんか。
○ 齋藤委員
県民大学の継続についてはどのようになっているのか伺いたいのですが。
○ 事務局(野澤主査)
やり方を工夫して、次年度も続ける予定です。
○ 齋藤委員
個々の研究テーマを決めて発表するのは大変ですが、とてもすばらしいことだと思います。グループの場合、遠慮等が働いてなかなか果たせないこともありますので、それぞれの取り組んでいる研究テーマを大切にしてほしいと思います。次世代育成は子どもだけではありませんので、次代を担う方々の研究を大切にして今後も続けていただきたいと思います。これからも期待しております。
○ 議長(石田委員)
他にありませんか。 なければこれで議事の一切を終了させて頂きます。ありがとうございました。

10 閉会

長尾企画管理部次長が、次期開催日程は後日調整したい旨提案し、承認された後、一切を終了した。

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