平成15年度 第2回宮城県図書館協議会 会議録

 

1 日時及び場所

平成15年9月4日(木)午後1時30分から午後3時30分まで
宮城県図書館 2階研修室

2 出席者

出席者 秋月治委員、池田規子委員、太田四郎委員、小田忠雄委員、小野寺健委員、齋藤雅英委員、永野為和委員、二瓶瑠璃子委員
欠席者 関口怜子委員、紅邑晶子委員

3 事務局出席者の職氏名

館長 伊達宗弘   副館長 三浦修三   企画管理部長 板橋正春 
資料奉仕部長 早坂信子   副参事兼次長 櫻田重敏   副参事兼次長 高木治夫
次長兼班長 菅原泰博   次長兼班長 小畑幸彦   主任主査兼班長 井上正典
主任主査 狩野茂

4 開会

司会者、櫻田副参事兼次長が本日の協議会は定数を満たしたので、有効に成立した旨を告げ、開会を宣言した。

5 挨拶

○齋藤会長
 図書館界の動きについて、今日は数値的なことを申し上げたいと思います。ユネスコの統計を見るチャンスがありました。フィンランドが世界で国民一人当たりの蔵書冊数が一番多くその下にスウェーデン、ノルウェーの北欧の国々が続き、福祉だけでなく図書館も同じであると学生に話しました。
 また、日本においては、図書館年報の中にある市町村図書館設置率をみますと、上位が富山で100%、あとはぐっと落ちまして2位が石川、福井、滋賀ということであります。まだ変わらないのが下位から宮城の16%、青森、福島が10位以内に入っているという状況です。人口一人当たりの公共図書館で持っている蔵書冊数については、一人当たり4.8冊が滋賀県、それに福井と富山が続いています。下位の方は、宮城県が残念ながら下から6番目に1.8冊という数字が出てきています。貸出については、宮城県は下位には入っていませんが、秋田、青森、山形、福島県が10位以内に入っています。こういう数字を見ますとある意味ではショックですが、図書館界では知られていることであります。
 今年の秋、静岡で図書館大会があり、その第1分科会の公共図書館で、図書館力が地域を変えるというテーマを掲げまして、その中で、ビジネスサイドでの要求にどう対応していくかとか、図書館職員の情報活用能力をどう高めるかということが議論されました。図書館力とはやはり図書館資料のことだと思いますが、第9分科会の中に地域社会と資料保存ということが出てきております。
 今期の我々の会合は、県民の共有資源としての図書館資料についての議論になるかと思われます。過去、第2章から始まり、第1章が前回終わりまして、今日は第3章の地域社会とのかかわりでの宮城県の図書館の蔵書を中心とする役割についてということです。これは、非常に大きな問題であり、ある意味では具体的な話合いができると思います。いつに変わらぬ御活発な御意見をいただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
○伊達館長
 お忙しいところお集まりいただきまして大変ありがとうございます。今年は夏がなくてすぐそのまま秋に入ったような天気でございます。天候が不順でございまして、農産物の収穫が非常に危ぶまれているところでございます。また、前回の会議以降に地震がございまして、矢本とか河南では大きい被害がございました。県の図書館におきましては、被害はございませんでした。
 今、齋藤先生からお話がございました通り、図書館の水準とかについて、宮城県は最下位でございます。これは、図書館に限らず福祉、教育、だいたい全ての分野においてそういう状況でございます。それだけ努力のし甲斐もあるのかなと思って、これからも頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

6 議長選出

齋藤会長を選出。

7 会議録署名委員の指名

○議長
 永野委員を指名します。

8 傍聴について

○議長
 本日の協議会の傍聴希望者が1名おり、傍聴要領に基づき傍聴を許可してよろしいか、議場に諮ったところ満場一致で承認された。

9 協議事項

○議長
 それでは、「第3章 県図書館と市町村図書館の連携・協力の在り方について」事務局から説明願います。
○事務局(高木副参事兼次長)
 別紙資料により説明(p1〜p2)。
○議長
 今までのところで御意見、お考え、修正等はございませんか。
○太田委員
 協力車の巡回は、東北の他県の県立図書館でも行っているのかその状況を教えてほしい。
○事務局(高木副参事兼次長)
 福島県では、移動図書館のBM車と併せて協力車が走っております。その他の県では、年何回か走っているところもあるようですが、定期的に走っているのは宮城県と福島県だけです。
○議長
 他にありませんか。
○小田委員
 リクエストされる本が、重複し合って自分のところへ来ないということはありませんか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 ベストセラーについてはそういう現象はあります。また、個人的なリクエストについても同様の傾向はあります。
○小田委員
 リクエストされるものには、その他にどんな資料がありますか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 町立で買えない資料や絶版になった資料で市町村で持っていないものなどです。
○議長
 あと他にありませんか。
 小野寺委員。
○小野寺委員
 地方の拠点図書館を地方県事務所管内ごとに1つ指定してその図書館を支援していくことはできないものかと思いました。新規に図書館を建設することは難しい状況なので、既存の図書館を充実させていく施策は取れないのでしょうか。
○事務局(館長)
 古川であれば大崎の14市町村、迫であれば8町村が集まって、地域をどうするかについて検討していくことを昭和40年代に行った訳です。そこで、圏域の中のことについては、例えば、図書館や体育館はどうするかなど調整をするべきだったが、ばらばらになってしまった。県の図書館があり、市町村より大きな図書館が各圏域にあればよかったのですが、それを経済の潤沢な昭和40〜50年代に作っておけばよかったのだと思います。その時、県も広域市町村計画を作るとき積極的に中に入って、無駄な施設を作らせないような調整をするべきだったと思います。
○永野委員
 県の発展計画を何回か改定してきている中で、現在、図書館に関する各広域圏の位置付けやビジョンについてはどうなっていますか。
○事務局(副館長)
 理念的なものはありますが、実際は既存の市町村の計画を取り込んでいるだけで、ない物を県で圏域に作りますという計画ではありません。本来であれば、望ましい基準のローカル版の具体的数値目標を別に作ることにより、圏域ごとの具体的なサービス内容が出てくると思います。
○議長
 望ましい基準を元にして、数的なものを打ち出すことは可能ですか。
○事務局(館長)
 不可能に近いと思います。全国ベースだから示せますが、具体的に下ろしていくとなると・・・。県の総合計画もそうですが、市町村長や住民の意見を聴くとどの地域にも当てはまる内容になってしまいます。
○池田委員
 この話は、市町村の対応がどうなるのかが基本になると思います。確かに圏域ごとにあればよいが、県と市町村の立場の難しさがあると思います。ただ、県が指導して建設した文化ホールがありますが、そのような形での可能性があるかどうか伺いたい。
○事務局(館長)
 今の財政状況の中では、難しいでしょう。
○小野寺委員
 建物は無理だろうと思います。そこで、既存の施設の中で、仙台であればメディアテークを県図書館の仙台地区の指定施設として、連絡を密にしていますという姿を見せるだけでも違うのではないかと思います。もっと具体的に人も物も資料も支援していくことが必要ではないでしょうか。
○二瓶委員
 日ごろ市町村で悩んでいる問題は、近隣の市町村に人的、財政的理由で貸出をストップしている状況です。県のバックアップがあれば、今より貸出し安くなり、県の方針に基づいて市町村長も考えていくのではないかと思います。また、合併後はどのような目標で目指していったらよいか、県から新しい形で示していただけないものでしょうか。
○秋月委員
 今の図書館は雑誌もあれば、オーディオ等のメディアもある。いろんな物を一つのところで抱えると少しずつ置かなければならない。統合したときに、例えば加美町は視聴覚資料、古川市は図書というように役割を分担して連携していくことはできないものかと思いました。
○池田委員
 仙台市の場合、7館あるので今のことができるのではないかと思われますが、もっと密度が高ければ可能性はあると思います。図書館のサービスは日常的なものなので、サービス内容を切り分けることは、住民サービスの観点からすると難しいのではないかと思います。
○議長
 広域圏のことについては、また後の方にも関連しますので、次に移ります。事務局、説明をお願いします。
○事務局(高木副参事兼次長)
 別紙資料により説明(p3)。
○議長
 ここで、何かありませんか。
○小田委員
 県内市町村図書館の資料費は、どのくらいありますか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 県内市町村図書館の資料費の合計については、平成9年度が3億9千6百万円でしたが、平成14年度は、2億9千5百85万円で、年々資料費は減ってきています。また、県図書館を含めた県全体では、平成10年度の5億4千万円から平成14年度の3億6千万円となっております。
○議長
 ちなみに仙台市はどうなっていますか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 仙台市は多くて、1億円を超えております。
○池田委員
 仙台市の図書館の資料費ですが、今までどうにか保ってきましたが、そろそろ限界で来年度からは危ない状況です。1割近く減る可能性があります。
○議長
 加美町はどうですか。
○二瓶委員
 今、1千4百万円です。3年前までは2千2百万円ありましたが、半分になりまして、古川の方にも貸出をストップし、人的にも徐々に減らされてきております。
○議長
 その他ですが、(2)の棒グラフは、県の図書館が市町村の資料を運んだという数字ですか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 県の資料だけでなく、市町村図書館間の相互貸借も含まれています。
○池田委員
 実際は、ほとんど郵送貸出だと思います。これは他の図書館からリクエスト受けて、郵送等で貸し出しすものですが、協力車はかなり多い数を運んでおり、それがなければやっていけません。
○議長
 その他にありませんか。
○太田委員
 協力貸出及び相互貸借冊数が3千冊ほど伸びていますが、地域ごとの個別のデータもそろえていく必要はないのかと思いました。
○議長
 では、次に移ります。説明をお願いします。
○事務局(高木副参事兼次長)
 別紙資料により説明(p4〜p5)。
○議長
 2ページに渡ってどこでも構いませんので、質問等お願いします。
○秋月委員
 宮城大学でも「学都仙台オンライン目録」に参加したいと思っていますが、今、目録のデータベース化が進んでいない状況です。これは、他の図書館でも同じことが言えるのではないかと思います。そこで、どこででも目録のデータ登録ができたら、各図書館における資料のデータベース化が少し楽になるのではないでしょうか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 国立大学では、数千万件のデータベースが出来上がっています。宮城大学も接続しており、そこからデータをダウンロードして使用しています。大学図書館システムと公共図書館システムがあり、日本の国公立大学、私立大学のほとんどが接続しており、書誌データの流通等は既に行われています。
○議長
 他にございませんか。
○小野寺委員
 協力車は、1か月どの程度の頻度で廻っていますか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 月2回の間隔で廻っており、次回の協力車が運行するまでは、宅配便で資料を送っています。
○議長
 今読んでいただいたところを中心にして他にございませんか。
 どうぞ小田委員。
○小田委員
 システム更新は、どのくらいの間隔で行われるのですか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 5年ぐらいです。
○議長
 他にありませんか。
 どうぞ太田委員。
○太田委員
 子どもの読書活動推進計画の中にも、広い意味で市町村図書館との連携・協力も含まれるのかどうか。また、どの程度位置付けがされているのか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 現在、推進計画の骨子案を作成している段階のため、はっきりしたことはまだ言えませんが、含まれる可能性はあると思われます。
○議長
 あと他にありませんか。
 どうぞ池田委員。
○池田委員
 視聴覚資料ではないCDの形をした本、辞書がどんどん出てきたときに、図書館協力を今後どのように持っていったらよいかお考えをお聞かせください。
○事務局(井上主任主査兼班長)
 CDの制限はありませんが、映像資料については、県図書館から市町村図書館へは貸出しています。ただし、他県を介してはできません。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 映画の著作物は、著作権法で限定があり、同じレベルの市町村図書館同士の貸借は不可となっています。ただし、県立から市や町へという次元の違う自治体であれば貸出はできます。それで、宮城県図書館では、映画や音楽の著作物を協力貸出という形で市町村へ貸出しています。今後、インターネットやデジタル情報、オンラインジャーナルが多くなっていくとき、相互貸借の制度はどうなっていくのかについては、大きな問題です。死後50年以上経過していない著作物については、1つ1つ許可を得てインターネットで公開していくことになると考えています。
○議長
 仙台市の場合、特別な悩みとかはありますか。
○池田委員
 視聴覚資料は、壊されたときにチェックがしにくいし、壊れやすいので、基本的に仙台市の図書館の間でも動かしていません。また、新しいメディアは新しい著作権の縛りがかかってくるので非常に扱いにくくなっています。また、除籍や移管を行う際、縛る側の要件が次々に出てくるのではないかという点で心配はあります。
○議長
 視聴覚資料の移管についての現状はどうですか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 現在までは、ありません。著作権法の縛りで難しくなってきている部分があるという御指摘がありましたが、逆に、図書の文献をファックスで送信することについては、可能性が大になってきています。両方の動きがあるので、著作権の動きに十分注意を払ってサービス計画を立てていく必要があると思います。
○議長
 他にありませんか。
○永野委員
 県を通して視聴覚資料を市町村に貸し出すことはできませんか。
○池田委員
 県に著作権を移すことが面倒だと思います。著作権の処理上譲れないと思います。
○事務局(井上主任主査兼班長)
 日本図書館協会では、オンデマンド処理でデジタル化し、映像を提供、公開するという動きが出てきています。NHKでもデジタル映像を提供するという話になっているので、ある部分では厳しいが、権利を確保してネットワーク社会で生かせるような資料を提供しようという動きも始まっています。
○小野寺委員
 図書館の場合、著作権の保証はどこが行いますか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 図書館協会の中に部会があり、そこから著作権審議会へ委員を派遣したり、意見聴取に応じたりしています。大学は、早くから体制が整っており、著作権処理協会のようなものを設立しています。
○池田委員
 個別のものは、図書館から直接問い合わせています。
○小野寺委員
 今のようなことは改善できないものでしょうか。県から借らりれて、市から借らりれないというのは、不自然な感じがします。
○議長
 日本図書館協会としての見解はどうですか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 先程の問題について、日本図書館協会の見解としては、同一レベルでは不可としています。
○小田委員
 データベースを作り、この図書館で見るのであればよいが、県内全ての市町村図書館が見るとなるといろいろ問題が出てくる。
○議長
 次に移りますが、除籍の対象になった資料は、必ず宮城県図書館へ連絡することになっているのですか。
○事務局(高木副参事兼次長)
 決まりはありませんが、事前にリストを頂いてから、必要なものについては受け入れています。
○議長
 県の図書館にはないが、他の図書館では持っている場合はどうですか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 今のは図書の場合であり、雑誌については、県内の市町村図書館の雑誌購入一覧があります。宮城県図書館で購入しなかったものについては、各図書館へ割り当てて宮城県図書館へ移管して頂いています。市町村図書館の保存期間は2〜3年ですが、宮城県図書館は永年保存なので、その時点で割り当てています。
○議長
 そのためのスペース的な問題はありませんか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 今のところは大丈夫ですが、将来に亘ってはとなると計画的に保存書庫についての検討をしなければならない時期に来ていると思います。
○永野委員
 雑誌の保存期間が2〜3年とのことですが、郷土史的なものも含んでいますか。
○池田委員
 仙台市の場合は全部が2〜3年で廃棄しているわけではないが、収蔵書庫が非常に手狭なため、雑誌については、基本的に宮城県図書館がそろえてくれるということです。
○永野委員
 県では、市町村図書館に対して、保存期間を長くしてほしいということはありませんか。
○池田委員
 県から2年経ったら捨てなさいと言われているわけではなく、これは不要な雑誌のことであり、利用者の需要のあるものは、もっと長い期間置いているものもあります。研究書的なものは県図書館にお任せして、それぞれの図書館の利用者の実態に応じて廃棄しているということです。
○議長
 p4の(ハ)に、「ベストセラー本を複数備えて」とありますが、例えば「利用の多いベストセラーとは言え、できるだけ」といった方がよろしいのではないでしょうか。
 他にありませんか。
○池田委員
 (3)のタイトルが分かりづらいので、もう少し表現を工夫した方がよろしいかと思います。
○議長
 そうですね。あと他に御意見はありませんか。よろしいですか。
 次回は1〜3の全体のまとめになります。時間がまだ少しありますが、他にありませんか。
○池田委員
 広域圏で、ある図書館を拠点館にしていくことは無理だとしても、そのエリアの中の図書館は、そこに住んでいる人はどこでも使えるという仕組みが、県の働き掛けでやれるのであれば、1つの考え方であると思います。
○事務局(副館長)
 本来であれば、それは望ましいことだと思います。仙台市はそれができますが、他のところはそもそもがありません。例えば、大崎は14市町村のうち3箇所しかありません。持っていないところをどこが受け入れるのかという問題があります。
○池田委員
 仙台市の広域圏においても図書館がなく、公民館図書室だけというところもあります。公民館図書室は県から本を借りることはできますが、司書を置いていないのでレファレンスサービスが受けられないということがあります。そこで、県のお墨付きがあれば、各市町村図書館が他町の受け入れについて前向きな考え方ができるのではないかと思います。
○事務局(副館長)
 ただ、どのような言い方ができるのかとなると、言い方によっては、お金も出してくれということになりかねない心配があります。
○事務局(板橋企画管理部長)
 圏域の中で、同じような条件であればよろしいが、栗原は築館にしか図書館がありません。そうすると、築館が他の全てをアシストしなければならないということになってしまいます。
○池田委員
 築館の場合は難しい面があるかもしれませんが、現に図書館のない町村が、広域圏の中の図書館を利用できるということが望ましいというコンセンサスを県で作成してもらい、この文の中に書き込んでおくのはいかがでしょうか。
○事務局(副館長)
 今、栗原や登米などが合併問題で動いている中にあっては、逆に言いにくいと思います。
○池田委員
 はい、分かりました。
○事務局(板橋企画管理部長)
 合併は今市町村で動いているところですが、県でも市町村を支援していこうという動きが、はっきりとは言えませんがあるようです。
○永野委員
 国を含めて宮城県の立場も、広域合併を進めるという方向なので、今の池田委員の意見は、前向きに考えていただきたいと思います。もう1つ、県内における広域だけでなく、県を越えた広域ということも併せて考えていってほしいと思います。
○秋月委員
 先程の映像メディアは、市町村単位では貸し借りできないとのことでしたが、例えば、○○図書館組合であれば、その館間での視聴覚資料の移動は可能ですか。
○事務局(早坂資料奉仕部長)
 組合であれば可能です。広域事務組合立の図書館については宮城県でも議論されたこともありました。全国的には現在4ヶ所ほどあり、ここ10年間は全く増えていません。視聴覚資料の相互貸借については、まず、資料が壊れやすい点があります。また、人気が非常に高く絶えず貸し出されていていることが、相互貸借の難しさになっていると思います。
○議長
 これは、この場で結論が出てくるものではなく大きな問題なので、引き続き考えていく必要があると思われます。  これで議事を閉めさせていただきます。

10 その他

○議長
 事務局にお返しします。
(事務局から次回日程について提案があり、12月4日(木)の午後1時30分から午後3時30分までとすることが了承された。)
○議長
 それでは、これで議事の一切を終了させていただきます。ありがとうございました。

11 閉会

(櫻田庁副参事兼次長が閉会の挨拶を永野委員にお願いし、一切を終了した。)

宮城県図書館

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